全自動麻雀卓 雀豪MK−3で遊ぼう!(修理・故障・メンテナンス)

○中古(オークション) 全自動麻雀卓 雀豪MK−3の選び方

全自動麻雀卓 雀豪MR−3は昭和61年の発売以来ロングセラーで、今も新品麻雀牌や消耗部品が十分に出回っています。もちろん全自動本体もオークションで数多く出品されています。耐久性が良いので、状態が良いものは他の全自動麻雀卓メーカー同程度のものよりも高値で落札されることも多いようです。

オークションでは全自動麻雀卓の状態をしっかり確認できない場合が多いので十分注意しなければいけません。

@天板にシワがないか?
全自動麻雀卓の天板とは麻雀をプレーするマットの部分(緑)です。麻雀を気持ち良くプレーするためにもなるべく良い状態のものを選びたいものです。
できれば新品に交換してあるものが良いのですが、安く買うにはそういうわけにもいきません。色あせや多少の色はげは我慢しましょう。
でもシワがあるとプレーしづらいです。麻雀牌をすべらすことが多いので、シワがあると引っかかります。麻雀牌の山を前に出すときに引っかかると崩れます。
1プレーのたびに麻雀牌の山が引っかからないように気をつけるのは面倒です。それに崩れたら、元に戻すのも面倒。そこにどんな牌があるかわかるので、他のプレーヤーも気分が悪くなります。気分の悪い麻雀はイヤですよね。オークションでは写真で見れば確認できると思います。

ちなみに麻雀卓の天板を自分で交換するにはマット代6000円〜12000円です。値段の違いは、防汚抗菌加工・厚さによる消音効果によるものです。一番安いものでも使用にはまったく問題ありません。薄く破れやすいという心配はありません。→天板マットの交換の仕方はこちら


A撹拌(かくはん)がスムーズか?
全自動麻雀卓の撹拌とは麻雀牌を混ぜることです。ボタンを押すと天板の中央部分が4方向に開き、その中に麻雀牌を入れます。麻雀牌は卓の内部にあるターンテーブルという円盤の上で撹拌されます。ターンテーブルには円形のシート(TTシート)が貼ってあり、その上をすべってターンテーブルの外側へ移動します。外側に移動しやすいゆにターンテーブル中央に通称「ヒゲ」というバネ状のものがついています。麻雀牌の撹拌がスムーズに行われるには次の条件が必要です。

・ターンテーブルがスムーズに動く。
・TTシートはすべりやすい。
・「ヒゲ」がちゃんと付いている。



○全自動麻雀卓 雀豪mk-3の内部
 全自動で麻雀牌を並べるから複雑な仕組みと考えがちですが、そうでもありません。機械的にはシンプルです。全自動麻雀卓でしたい!という気持ちがあれば素人でも分解・修理できます。

これはオークションの写真からは判断できまません。オークションの説明から読み取る必要があります。TTシートを新品にしているのが望ましいですね。新品でなくても、なるべく新しいものであれば良いと思います。
オークションの写真で全自動麻雀卓の内部の写真をUPしていればこちら状態は確認できます。
オークションでだいたい何秒で麻雀牌がセットされるか質問するのも良い方法です。

*45秒〜1分→すばらしい麻雀卓です!これは文句なし。 *1分30前後→まあ普通 
*2分前後→TTシートや大コンベアベルト、麻雀牌の油分を拭いてきれいにすればさらに早くなる可能性あり。

*すごく時間がかかる→TTシート交換ですね。遅い原因はターンテーブルを回しているVベルトの劣化も考えられます。その場合はベルトを交換する必要があります。

ターンテーブルシート(TTシート)の交換の仕方はこちら    ターンテーブルのVベルトの交換の仕方はこちら  

Bパイセットがスムーズか?
麻雀牌は撹拌されたあと、小コンベアベルトに載って大コンベアベルトに移ります。大コンベアベルトで東南西北に運ばれ待機台の上にパイセットされます。この時点では天板の下に麻雀牌の山がセットされているだけです。小コンベアベルトからパイセットされる通り道で、考えられるトラブルと原因は次の通りです。

・小コンベアベルトや大コンベアベルトの上で詰まる。→ベルトが汚れている。ベルトの破損。麻雀牌がひどく汚れている。
・麻雀牌を押し出さない。→麻雀牌を押すプッシャーの故障。満パイセンサーの故障。

麻雀牌は手あぶらでけっこう汚れます。その汚れでベルト類も汚れます。その汚れが原因で詰まることが多いのです。麻雀牌やベルトの汚れは、あまりきつくない洗剤を水に溶かし、それを布につけて拭いて取ります。きつい洗剤だと麻雀牌の字の色が薄くなる恐れがあります。洗剤で汚れをとったあとは、水で濡らした布を固く絞って洗剤を拭き取るとよいでしょう。大コンベアベルトを拭くときは、あまり強く拭くと痛むので気をつけましょう。 →コンベアベルトのメンテナンスの仕方はこちら

大コンベアベルトは欠けたり割れたりする破損がおおいです。そうなった場合は交換しかありません。満パイセンサーの故障も交換しかありません。プッシャーの故障は、やったことはありませんが分解掃除が必要だと思います。

Cエレベーターがスムーズに動くか?
麻雀卓の天板の下でパイセットされたら、次は待機台にある麻雀牌の山をプッシャーが押し出して、エレベーターに載せます。エレベータが天板のところまで上がってセット完了!この過程で考えられるトラブルは、

・プッシャーが待機台からエレベーターに麻雀牌の山を押し出すときに崩れる。→待機台とエレベーターの間に段差がある。
・エレベーターが動かない。または動いたり動かなかったりする。→エレベーターを動かすVベルトが劣化している。
・エレベーターと天板の間に段差ができる。→エレベーターのギアの調節。


待機台とエレベーターの間の段差は、待機台の上にプラ板を両面テープをつけることで解消します。プラ板といっても書類を挟む透明ファイルでOKです。それを切って両面テープで貼ります。それでも麻雀牌が崩れる場合は重ねて貼ると良いと思います。→待機台とエレベーターの段差解消の仕方はこちら

エレベーターを動かすVベルトの劣化は交換しかありません。Vベルトの張りを調節することで解消することもありますが、いずれ交換することになると思います。
エレベーターのVベルトの調節はVベルトがついているところのネジを回すとできます。
→エレベーターのVベルト交換の仕方はこちら

オークションでyoutubeを利用して麻雀牌がセットされるまでの動画を紹介しているものもあります。そういう出品者は信頼できると思います。

D麻雀牌にガン牌はないか?点棒はそろっているか?
麻雀牌にヒビが入っている場合があります。ガン牌になるので避けたいところですね。ヒビが入っている麻雀牌がたくさんあれば、逆にガン牌にならないのでいいかも・・・。新品麻雀牌を買うと2万円ぐらいするので必ずチェックしましょう。全自動麻雀卓で使用する麻雀牌は専用の麻雀牌を用意する必要があります。他の全自動麻雀卓の麻雀牌を流用できるかもしれませんが、やったことありません。手積みの麻雀牌は使えません。中に磁石が入ってないからです。点棒は買っても安ければ1000円ぐらいで買えますが、初めからそろっていた方がいいですよね。
全自動麻雀卓を選ぶには麻雀卓の状態はもちろんですが、麻雀牌、点棒、起家マーク、チップ、やきとりマークなどもチェックする必要があります。麻雀を楽しく行うためには、麻雀卓だけでなく麻雀アイテムにも気をつけましょう。


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